世界の距離を縮めた革新技術

インターネットがもたらした社会

インターネット接続が難しかった時代には、UUCPによる研究機関・大学や一部の企業などの間でのメール・ネットニュースの交換が多く見られた。専用線が高価だったための苦肉の策であった。その後、接続コストの低下に加え、World Wide Web(WWW)の流行、さらにパソコン向けOSのインターネット接続対応により、一般的ユーザへも爆発的な普及を見るに至った。 光通信技術の発展により、情報の伝達速度が飛躍的に向上したため、物理的な距離と関係なく様々なコミュニティが形成され活動を行うようになった。

IPアドレスは数字の羅列で人間には分かり難いというデメリットがあり、一般には英数字を使用した名前(ドメイン名)をIPアドレスに対応させて用いる。例えば、「ja.wikipedia.org」というドメイン名は「208.80.152.2」というIPアドレスに対応する。インターネットに参加する各組織(研究機関、教育機関、企業、プロバイダ (ISP) 、協会・団体、政府機関その他)に対して、識別子として(広義の)ドメイン名が割り当てられており、各組織は所有する各コンピュータに対してホスト名を割り当てる。ホスト名とドメイン名をドット (.) でつないだものが各コンピュータの固有名 (FQDN) となる。

世界的に常時接続環境が提供されているのは都市部が中心で、地方や離島などとの情報格差が問題になっている。その都市部や先進国でも当初、パソコンが高価だったことや、操作体系が複雑だったことから、アルビン・トフラーは、パソコンスキルの有無や経済力で情報格差が生じると予想していた。だが後に「誤算があった」として、パソコンの低価格化などにより、誰にでも広く普及すると発言を修正した。また操作方法も、インターネットに対応したフィーチャーフォン(3G携帯)、スマートフォン、タブレット端末、或いはスマートテレビなどの登場で、かつてのパソコンと比べ格段に容易になり、端末操作スキルの有無による格差も以前ほどは生じにくくなっている。

光通信テクノロジーの今後

日本でパソコン通信ホストを運営していた団体にはニフティサーブ(@niftyを経て現・ニフティ)、PC-VAN(現・BIGLOBE)、アスキーネット(アスキーによるサービス、後にネットワーク事業から撤退)などに代表される商用業者を始めとしてエプソンなど顧客サービスを目的としたものがあった。またそれ以外に個人やグループなどで開設した草の根BBSと呼ばれる小さい局が多数存在していたが、ニフティサーブとPC-VANの二大ネットはそれぞれ数百万の会員を集め活況を呈した。一方の草の根BBSはパソコン、ホスト用ソフト、着信用のモデムと通常電話回線、それに書籍から十分仕入れられる比較的簡単な技術知識があれば誰でも開設可能であり原則無料であったが一般向けに料金を徴収するなどの商用であれば第2種電気通信事業に該当するため、当時の郵政省への届け出を必要とした。

1980年代半ばにアスキーネット、PC-VANなどの大手業者が商用サービスに参入、光通信の普及と共に安価な2400bpsモデムが発売されるなど1990年代にかけて大手、草の根BBSとも加入者が増加していき、『電脳辞典 1990's』によれば、1989年末頃には商用大手9社の加入者数が20万人台、草の根ネットは24時間運営局だけでも300局以上、といった規模となる。基本的には個々のサービスはそれぞれ独立しておりニフティとCompuServe、朝日ネットとPeopleなど提携関係にある一部の場合を除いては他サービスとのつながりはほとんどなかった。電子メールのやりとりも同一サービス加入者でないと不可能であったが、 1992年にPC-VANとニフティのメールが接続され、さらに各サービスでインターネットメールとの接続が開始されたため、メールに限っては障壁がなくなった。

意思伝達の主な方法が文書であると、日常的に文書を書く人と書かない人では文書作成力や読解力に格差が生じることから意思がスムーズに伝わらずに誤解が生じることもあった。文字でのやり取りは対面して話す時とは違い感情がそのまま文章に表れるとは限らず、また感情を読み取れる人ばかりではないため、感情やニュアンスを表すのに意図的に顔文字(絵文字)が付け足される場合もあった。また物事に付いての考えが異なれば意見が衝突する機会が度々生じ、いたるところで議論が行われるようになった。それに伴い、議論を楽しもうという人たちが表れる一方で見物して楽しもうという人たちも発生した。草の根BBSなどでは、限りある回線を占有するだけでコミュニティに積極的に参加しない人をROM(ReadOnlyMember)やDOM(DownloadOnlyMember)と呼び、特に否定的な意味で使われたがROMは一般的には読むだけで発言しない人を示す用語であった。

光ファイバーのもたらす未来

「光通信の品質」とは「回線の信頼性」という意味で捉えれば用意に理解できると思います。 さて通信回線は単に光ファイバーのみならず、各種電子機器や交換機を設置すればそれで良い、というものではない筈です。通信回線は動作保持の為の電源、メンテナンス技術要員、カバー機器やカバー通信線の2重、3重の冗長性で得られる総合システムとして運営されます。 そのトータルシステムの信頼性が回線品です。

いつかが壊れたら直ぐにカバー機器や別個の通信線が代わって働き回線を保持する、電源が落ちたら即、自家発電が始動する、等の働きも全て回線の品の部分です。光ファイバーが切れたら2日も3日も、酷い場合には先進国からメンテナンス要員が駆けつけるまで1ヶ月も野放しされるなんて物事も回線品が悪いという具現に含まれます。


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